
やはり憧れますよねえ
本書は、世界一周堂が書いた、世間ではどういうわけか余り宣伝されていないし、またよほど海外旅行に詳しくないものにとっては全くといっていいほど知られていない『世界一周航空券』についてのガイド・ブックである。
一昔前は、ヨーロッパ旅行者にとっての「ユーレイルパス」というヨーロッパ圏内の鉄道に限っての周遊券がよく利用されていたが、時代は変わったものだ。航空券になったのだ。基本的には、グループ航空各社の発着場所によって巧く航路を組み合わせて、世界一周してもらいましょうって感じの旅行券である。
本書は、代表的な世界一周航空券の航路・値段・有効期間・特徴等をいくつか紹介するとともに、趣味に合った具体的な旅行計画案も作成している。決して若い学生相手のエコノミー・クラスの貧乏旅行ではなく、ビジネス・クラス、ファースト・クラスもあるのだ。一年間有効のこれらの航空券は、33万円くらいのエコノミークラスから、135万円くらいのファ-スト・クラスまである。
値段が安いことと1年間という比較的長期間の期間利用期間がある反面、一つの国で、10都市に滞在しなければならないとか、一度通過した大陸を戻って逆方向に旅程を組めない等々の結構細かなルールがあるため、旅行ルートの作成等の計画作成の準備に時間がかかりそうな気がする。旅行は予定を組んでいるときが一番楽しいという人にとってはまさにうってつけの航空券である。
しかし、30数万円で世界一周ができるというのはほんとうに魅力である。
2006年に初版が出たもの...
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